県境を越えて

「SとN」佐賀県と長崎県の観光案内誌

2つの県案内が一緒にフリーペーパーとして発刊されているのは全国でも稀らしい。
しかし、中を開けば佐賀県、長崎県という分けられた存在を一つも感じさせない。一本道をずっと辿りながら歩いていたら、途中途中に出会う人々や立寄る場所での時間がついつい楽しくて、いつの間にか県境を通り過ぎていましたねというような内容なのです。
創刊号を読んだ時に思い出したのは、北九州市の伝説的フリーペーパー「雲のうえ」だった。
詳しい事は雲のうえを読んで感じてください。
簡単に言うと、人情味溢れてるという事です。

思わず最終ページに連なる名前を確認して、やっぱり！「つるとはな」「ku:nel」「雲のうえ」のアートディレクションを手がける有山達也、作家のつるやももこさんが企画に加わっているのだから面白いに決まっている。
タダのオシャレでアートな観光案内は見て終わるけど、何故か読むととてつもなく佐賀と長崎に行きたくなるのです。事実、私達家族は「SとN」を読んでプランを決め佐賀と長崎2泊3日旅行をしました。
ベタな観光名所巡りも良いけれど、少しだけその土地のリアル、日常を感じる旅も面白いと思う。

さて、今回第3号が発行されました。
レストラン青山にも届きましたので、是非手に取ってみてください。

上は創刊号と第2号。